水飼 茂の無料経営相談室


 卸商社を経営しています。今までの業績は前年比微減でしたが、最近売上の落ち込みが大きく困惑しています。景況の落ち込みが原因と分かっていますが、景気・気象変動に左右されない経営をするのには、どのように考えたら良いでしょうか(靴専門卸商社経営者)2010.4.19

業績が景況や気象条件に左右されるのは、生命力の弱い商品を扱っているからです。生命力の強い商品とは
① ウォンツ品
② ティーンズ~ヤング品
③ 高額品
の三条件を満たした商品です。御社はこの反対の商品を扱ってはいませんか。

 ①のウォンツ品とはエンターテイメント品のことで、ライフスタイルトレンドとファッショントレンド品を指します。ゴム長、ヘップ、学童用通学靴などニーズ(生活必需)品を中心に売ってはいませんか。例えニーズ品であっても、トレンドを取り入れなければ売れません

 ②のティーンズ~ヤング品も生命力の強い商品です。疲れを知らない年代が強い生命力を持つ商品を好みます。アメカジの定番のジーンズからパンクロック、
アニメ、ゲーム、携帯電話に至るまで、時代のトレンドはティーンズ~ヤングから発信され、アダルト層に定着してライフスタイル化しました。

 御社はアダルト~シルバー靴を扱っていませんか。アダルト~シルバー靴であってもトレンドカラー、トレンド素材、トレンドディテールを取り入れなければ、アダルト~シルバー客から見向きもされません。

 ③の低額品を扱っていると不況の直撃を受けます。不況になると低額品が売れると思ったら大間違い、安物は下駄箱に溢れています。現在一人当たりの靴保有足数は20足弱ですから、低所得者層の可処分所得が減れば、買わずに家庭内ストックで間に合わせてしまいます。

 売上高は生命力の強さ決まります。業績が怪しくなったら、企業の生命力が落ちたと思って間違いありません。商品だけでなく企画・営業スタッフ・経営幹部の方々の年が老いたのかも知れません。


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