水飼 茂の無料経営相談室


 お恥ずかしい話ですか、社内不正が横行して困り果てています。人を疑るのはいけないと思うものの、どうしたら不正を防げるものか、お知恵を拝借したいのですが。(ローカルチェーン経営者)2010.3.29
 

人は基本的には善人ですが、悪いことが出来る環境にあれば悪人に代わります。政治家や官僚が悪いことし放題なのは、不正をチェックする機能を欠いているからです。

 そこでまず金銭管理から
① 売上げは必ずレジを通す
② 売上げた際、商品コード番号、売上金額、お預かり金額、つり銭金額を皆に聞こえるようにはっきり読み上げる
③ レシートをお客様に必ずお渡しする
④ 閉店後レジを精算する場合、全員が立ち会う
⑤ レジ精算時に、抜き打ちに本部スタッフが訪れてチェックに入る
⑥ 営業日報を閉店後30分以内にメールで送信させる

次に在庫管理ですが
⑦ 毎日閉店後、大分類毎(レディス、スニーカー、メンズ)に在庫実数を当たる
⑧ 営業日報上の商品残と実数が合っているかを確認させる
⑨ 販売員が退店する際は、店長又は責任者がバッグの中身を必ず点検する
⑩ 毎月棚卸しを実施し、本部スタッフが立ち会う。

これ等は私が本部のコントローラーを務めていた際に実施していました。始めは「会社の犬」と嫌がらせを受けましたが、管理を厳しくするにつれ利益は上がり、ボーナスの配分額が増えました。ロスが減り実収入が増えれば現場は協力的になります。

⑦~⑩は手間が掛かり大変な作業と言われますが、その場合は間違いなく在庫過剰の状態にあります。年商1億円の店の適正在庫は売価で1667万円、靴専門店の一般的な商品単価は8千円ですから、在庫足数は2千百足に過ぎません。スタッフ3人で当たれば一人当たり700足です。この位の足数は15分で数えられます。

在庫過多で実数を当たるのに時間が掛かる場合は、今日はレディスだけと部門別に数える方法を取れば、4日~5日で全部門の実数は当たれます。

管理をルーズにしながら、うるさく言うのが一番不正が起きやすい。金銭管理、在庫管理システムは、悲しいことですが性悪説で組み立てて、不正が出来ないようする。そして仕事は自由に任せるのが上手な人事管理です


 

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